日連第9報、第10報を受けて~新しい日常に向けて・夏季の活動に向けて~
日本ボーイスカウト愛媛県連盟 地区委員長・地区コミッショナー各位
新型コロナウイルス感染症拡大防止対策に応じたスカウト活動について
日本連盟より6月4日付で「新型コロナウイルス感染への対応について(第9報)~新しい日常にむけて~」、また、7月4日付で「第10報~夏季の活動に向けて~」が発信されました。
この通知を受けて、愛媛県連盟として新しい日常に向けた活動及び夏季の活動方針について下記のとおり取りまとめましたので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
また、宿泊を伴う活動については、各地区においては学校での部活動の再開により、部活動での合宿が再開されているなど、各地区の状況を踏まえたうえで対応するようご指導をお願いするとともに、実施に際しては、「スカウト活動における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」(注1)に則った対策により活動が行われるようご指導ください。 また、夏季の活動では、熱中症についても十分に備えるよう重ねてお願いいたします。
なお、今後、各自治体や地域で新型コロナウイルス感染防止対応に関する要請がある場合は、その要請に応えると共に、引き続き、各自治体や地域と連携した対応をお願いいたします。
記
1 新型コロナウイルス感染症に対する考え方 ① 感染リスクはゼロにならないということを前提として、感染およびその拡大のリスクを可能な限り低減させながら活動を行う。 ② 「3つの密」を避ける、基本的な感染対策を行う「新しい生活様式」に対応する。 ③ 指導者は、自らの家庭及びスカウトやスカウトの家庭と連携する。 ④ 感染者や濃厚接触者への差別・偏見・いじめ・誹謗中傷などを防止する。
2 「新しい生活様式」の徹底による活動 ① 「新しい生活様式」におけるスカウト活動については、野外(屋外)において、感染につながる可能性が高い「3つの密」をすべて避ける活動内容での実施をお願いします。(①密閉空間、②密集場所、③密接した会話) ② キャンプなどの宿泊を伴う活動については、学校での部活動の合宿が再開されている地域があるなど、地域の状況を踏まえたうえで実施する。 ③ 各団・隊からは、スカウトの保護者へ、コロナウイルス感染防止のためのスカウト活動における対応を説明いただくとともに、各家庭での普段の生活の重要性もご理解いただくなどの連携をしてください。 ④ 新型コロナウイルス影響下で新しい日常が定着する中で、感染者や濃厚接触者への差別・偏見・いじめ・誹謗中傷などが危惧されています。学校でも「3つの感染症」とした注意喚起など指導されています。これについては、以下のURLに詳しい情報がありますのでご参照ください。 「3つの感染症」日本赤十字社 http://www.jrc.or.jp/activity/saigai/news/200326_006124.html
3 活動について活動毎の想定と対応例について、日本連盟の「スカウト活動における新型コロナウイルス感染拡大予防ガ イドライン」(注1)に掲載されています。今後も内容が更新されることとなっていますので、確認をお願いいたします。(1)感染の予防と実践 ① 主催者の対応 〇 消毒(事前・活動中) ・参加者個々への手指消毒の励行 ・ 複数人で使用する共用する器具等の消毒 〇 消毒薬の準備 〇 活動場所(空間)の管理 ・活動場所については、換気の良い、密集を避けた空間を選ぶなどの工夫を行う。 ・室内などでは、密集を避ける人数、広さなどを考慮し、換気を定期的に行う。 ・夏季に向かって高温多湿となる季節なので、熱中症の対策も考慮する。 ・団本部の利用に際し、利用頻度の高い場所等こまめに消毒等を行う。 ・普段から占有して利用できる施設、野営場など施設ルールに従うこと。ルールがない場合は、独自でルールを設ける。 〇 活動内容(低接触) ・ゲームや集会内容について、飛沫感染、接触感染に注意した内容とする。 ・活動の計画に無理をしない。 ② 個人(参加者、付き添い等) 〇 手洗い 〇 マスクの着用、咳エチケットの励行 〇 体調管理:「自分がうつらない」「人にうつさない」を基本とし、検温などを行う。 〇 飲料などは個人で携行し、回し飲みなどはしない。 (2) 活動内容(計画)について 3つの密を避けた計画の徹底を行う。 ① スカウトが活動参加前に行うこと ・検温をするなどして体調を確認する。保護者に活動の参加の同意を得る。 ・個人の備え(マスクなど)を行う。 ② 指導者が準備しておくこと ・消毒液やマスク(予備)の準備 ③ 飲料や食事への配慮 ・飲料などは個人で携行し、回し飲みなどはしない。 ・食事の際は、手洗い、手指の消毒など衛生管理を徹底する。 ④ 休憩、トイレでの配慮 ・適宜、給水等のため休憩をとるなど熱中症対策を行う ⑤ ゲームや活動での工夫 ・密集を避ける。 ・歌を歌う時は十分な距離をとる。 ⑥ マスクや消毒液がなかったら ・隊で予備を準備しておく。 ⑦ 泊を伴う活動 ・各地区においては学校での部活動の再開により、部活動での合宿が再開されているなど、各地区の状況を踏まえたうえで対応するようご指導をお願いするとともに、実施に際しては、「スカウト活動における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」(注1)に則った対策により活動が行われるようご指導ください。 ⑧ 活動に伴う移動 ・愛媛県から、県をまたぐ移動の自粛は解除されましたが、東京都を始め首都圏への移動について、その必要性を十分精査し、首都圏を訪問し愛媛に帰ってこられた後も、2週間程度健康観察に留意するほか、体調不良の場合は自宅で過ごす、外出の際のマスク着用、混雑した場所を避けるなど、もしかしたら自分が感染したかもしれないと考え、「うつさないよう周りに配慮」するなど、引き続き3密を回避する行動の定着を求められているので感染リスクに注意して行動する。 ⑨ 活動の規模 ・愛媛県から、イベント等の実施の緩和があり、実施規模を屋内であれば参加者1,000人以下かつ収容定員の50%以下、屋外であれば参加者1,000人以下で人と人とが十分な間隔をとれるものについては感染防止対策を講じたうえで実施する。
令和2年7月9日 日本ボーイスカウト愛媛県連盟 理事長 戸井田 樂
令和2.7.9 発信文書 PDF
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(注1):日連のガイドラインは、本文書を各団へ発信した後の7/10にVer2に更新されています。
スカウト活動における新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインver02